精密機械に囲まれた暮らし

同じことの繰り返し
精密機械の工場で、製造ラインに配置されたら、一から組み立てをするのではなく、基本的には同じ作業をします。
例えば右と左のものをくっつけるという作業でしたら、ひたすらその作業をして、次の工程は別の人がやります。
精密機械の場合、細かい作業が要求されることがあります。
手先が器用な人のほうが向いているでしょう。
不器用な人も丁寧に作業をしていれば時間が経つと慣れてきますので、スピードを上げることが出来ます。
細かい作業は集中力を求められます。
そのため、数時間に一度交代で休憩を取ります。
一度に休憩してしまうとラインをストップさせなければなりませんので。
単純作業なので、慣れてしまうと退屈に感じることもあるかもしれません。
肉体労働ですが
工場での作業と聞くと重たいものを持ったり、工場内が油でまみれていたり、大きな音がしたりというのを想像するかもしれませんが、精密機械は小さいので重いものを持つ作業はほとんどありません。
また、デリケートな製品なので、工場内の空調管理がしっかりされています。
そして清潔に保たれていなければなりません。
精密機器にゴミや埃が付着すると製品にした時に不具合が出てしまうからです。
格好も作業着に髪の毛が落ちないように帽子を被り、マスク、手袋などが基本の格好です。
たち仕事ならば一日中立ちっぱなし、すわり仕事ならば一日中座りっぱなしと長い時間同じ姿勢でいなければならないので、肉体労働といえば、肉体労働なのかもしれません。